DAMD JOURNAL _082
認定中古車という名のオーダーメイドカー。 AUTO MOTIVE JAPAN×DAMD adapt
まるで新車と見間違うような色艶を放つ
ユーズドカーが次のオーナーを待っている。
いつも色とりどり個性豊かなクルマを提案する
オートモーティブジャパンがダムドと手を組みんで
いよいよダムドの認定中古車が走り始めた。
それはDAMD adapt(ダムド アダプト)という、
ユーズドカー使ったカスタムメイドシステムだ。
アースカラーに彩られた
カジュアルなオフローダーたち。
ダムドの認定中古車システム『DAMD adapt(ダムド アダプト)』が始まった。既存の新車コンプリートカーとしての供給に加えて、今度は中古車である。もちろん過去においても、ダムド・コンプリートカーが新車から相応の時間を経て、次なる乗り手へと売買される例は少なくなかった。しかしメーカーであるダムド自身が、提携パートナー店を通して「認定した中古車」を届けることの意義は大きい。
その意味と意義を、ダムド アダプトの魅力を探ろうと、認定中古車における提携パートナーショップの初陣となった『オートモーティブジャパン(AMJ)』を訪れた。
AMJは個性的なカスタムカーを提案する中古車販売店だ。修復歴なしは大前提。その中から程度がよいユーズドカーをベースに、徹底した加修に点検整備を施す。そのうえで彼らはユーザーが欲する通りに、ときには自らの感性でオールペイントをする。
店舗に並ぶクルマを見れば一目瞭然だ。その多くがベージュやカーキ、グリーンなどのアースカラーとブラックに見違えていて、適度なサイズのオフロードホイール&タイヤが投入されている。日産・エクストレイルや、ホンダ・クロスロード、スバル・フォレスター、三菱・デリカD:5など、車種は多様ながらも一本筋の通ったAMJ節がある。アウトドアブームの台頭と歩みを揃えてクルマにもこんな着こなしが流行っているものの、AMJはその第一人者のひとつだろう。過度なまでに武装したオフローダーではなく、普段使いに馴染むカジュアルさをたたえているのがいい。
程度のよいユーズドカーを
キャンバスに見立てて色艶をつける。
「個性豊かなこれらのクルマを、リーズナブルな価格で提供できるのには理由がある。AMJの原点にして屋台骨として、自社で鈑金塗装工場を構えているからだ。
店舗とは別にある工場では、良質なユーズドカーに対して、長年の使用で蓄積した汚れを隅々まで除去し、些細なヘコミひとつも見逃さず、熟練の技を持って丁寧に鈑金加工をする。経年劣化した部品は新品へ交換され、大型塗装ブースのなかで新たな色に生まれ変わっていく。極力、外せる部品を外してから塗装するので、“再塗装感”を感じさせることがない。インテリアも然り。徹底したクリーニングに要所の部品交換、シートやステアリングなどは独特のコーディネートが加えられるなど、どれもハイセンスかつクリーンだ。
ダムド アダプトによって
コンプリートカーを身近な存在へ。
そんなAMJの技術が、ダムド アダプトに寄り添うのだ。これは単なるユーズドカー販売という枠組みを超えた、カスタムメイドによる『ユーズドカー・コンプリート』だといえる。新車では高嶺の花と諦めていた車種であっても、ユーズドカーならば現実的になるという人は決して少なくないはずだ。あるいは新車コンプリートと同様の費用であってもユーズドカーならば、色替えをしてさらにカスタムパーツをつけて――と、自分だけの1台をつくりあげることができる。新車供給を終えたモデルであっても、ダムド アダプトなら手に入れることができるかもしれない。
一例としてショールームにあったデフエース(レジアスエース2.0 スーパーGL・ダークプライム・ロングボディ)をみる。2016年式で、走行距離7.2万kmだというが、それをまるで感じさせない新車のような色艶を放つ。ボディの隅々まで加修&クリーニングしたうえで、鮮やかなアッシュグリーンⅡにオールペイントされているからだ。樹脂部品やホイールも新車に準ずるもので、これなら新車と見間違う人がいてもおかしくはない。インテリアもまた時間や距離を感じさせないクリーンな状態を保っていて、千鳥柄のシートカバーがつく。新車を基にこの状態に仕立てたら600万円を超えるはず。そもそもハイエースは新車供給が不安定だという現実もある。それが車両本体価格379.8万円(※2025年10月時点)で、しかも即納されるというのは相当に魅力的だと思う。
「ダムド アダプトを軸に
カーライフに寄り添いたい」
「ダムド アダプトだからといって画一的なモノを売るわけではありません。お客様固有のお望みに対して、費用面を踏まえてベストアンサーを提供したいと思っています。新車なら諦めざるを得ない価格帯でも、ベース車両をユーズドカーとして、年式や走行距離を検討すれば現実的になってくるかもしれない。そのうえで色や仕様を相談しながら、オンリーワンの1台をつくり上げていくことが可能です」
と、AMJ(株式会社DDBオートモーティブ)の代表取締役を務める和田壮匡さんはいう。彼はダムドの代表を務める面高翔五と二人三脚となってダムド アダプトを構築してきた。メーカーとして均質なモノを世に提供するダムドが、唯一無二の1台をつくるAMJと手を組むことで、ダムド アダプトを軸としたカスタムメイドが可能となった。ダムド アダプトのみに提供されるコーションプレートや、ノベルティの数々、そしてダムドによる認定証は、彼らの協力体制の証である。
彼らに共通している想いは「あなたに寄り添うカーライフを届けたい」ということ。単なる車両販売ではない。カーライフそのものに寄り添っていく結果としてのカスタムメイドシステムだ。だからこそダムド アダプトは、どれもが唯一無二の個性を放ち、比類なき安心感が宿る。情熱あふれる彼らから生まれるダムド アダプトと過ごすあなたのカーライフは、ぐっと彩り豊かで楽しくなるに違いない。
文:中三川大地
Text : Daichi Nakamigawa
写真:真壁敦史
Photos : Atsushi Makabe
SHOP INFORMATION
AMJ STANDARD(AUTO MOTIVE JAPAN)
〒252-1121
神奈川県綾瀬市小園1258
TEL:0467-71-5550
営業時間:10:30~19:00
定休日:火曜日、第1第3水曜日、年末年始





















