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エアロパーツ、ドレスアップのダムド|DAMD Inc

DAMD JOURNAL

DAMD JOURNAL _071

DAMDって、どうつくられてるの?-後半-

DAMDの内部を覗いてみた
独自のスタイルをベースに、
たくさんの種類のカスタムカーを
制作してきたDAMD。
どんな考えで、どんな工程で、
魅力的な車たちが生まれているのか。
ワクワクするところから、ちょっとした
リアルなところまで、取材をしてきました。

どんな工程があるの?

 

今回は後編として
「試作」~「出荷」までを紹介します。

 

後半は主に製造の工程。実際にどんな風に
作られているのか、実際にその現場を見られると、
よりDAMDに興味が湧いてきた!

試作トライ&調整

 

前半で計画、設計を行ってきて、やっと一旦の
カタチにするのがこの段階。

 

制作した型を使用して、実際にパーツを成形していく。
まずはいくつかカタチにしてみて、
実際の車両に取り付けて調整を重ねていく。

 

ベース車両のプレスラインとの流れは違和感ないか?
取り付けに必要なブラケットの穴の位置に
問題はないか?量産前に、繊細な調整を行う重要な工程。
画面とも睨み合いながら、実物を調整していく。

量産成形

 

細かい調整が完了したら、いよいよ量産だ。
成形はインジェクションという方法で行っていく。
160度近くまで加熱したABSとよばれる素材を
ボワっと膨らませ、型を下から押し当てる。
グッと空気を抜き真空状態にして、型に
素材を這わせる。言葉にすると単純に聞こえるけれど、
素材の水分量に問題はないか、いかにひとつの
素材から無駄のないパーツ採りをできるか・・・
量産するにも気を遣うポイントはたくさん。

 

大まかな成形が済んだら、トリミングと呼ばれる
必要な穴あけ作業や外径のカットを進めていく。
大きな機械でひとつひとつカットをしていくなんて、
思ったよりもひとつひとつのパーツに
時間がかかっていることを実感する。

塗装

 

量産成形が完了したら、塗装の工程。
創業50年近い老舗の塗装工場で、塗装は行われる。
ひとくちに塗装と言っても、工程は複数にわたる。

 

下地の油分を落とす脱脂、静電気によるチリの
付着を防ぐ作業、下地塗装、カラー塗装、
仕上げのクリアー塗装・・・塗装が完了した後も、
乾燥、組み付け、検査、包装、箱詰め、と
かなりの数の工程を踏んでいく。季節によって
工夫して進める必要があったり、
本当に繊細な作業ばかり。最後の箱詰めまでに、
多くの人の目によって検査や仕上げを行われている。

 

こだわりのあるDAMDの製品を作るのは、大変な
部分もありつつ、毎回新しくチャレンジすることに
ワクワクすることもあるのだとか。

デモカー制作、マーケティング&PR

 

塗装が完了したパーツを取り付けて、シート、
ホイール、キャリア、ステッカーなど、
細かいパーツで仕上げればデモカーが出来上がる。
企画から始まり、初めて実物が
完成するこのタイミングはやっぱり特別。

 

そうして開発したモデルをより多くの人に
届けるための施策を行っていくのがこの工程。

 

カーショーやイベントに実車を出展して紹介する
ことはもちろん。ウェブ上でも多くのコンテンツを
発表していく。どんなシーンで、どんな人が、
どうやって、このモデルに乗っていると魅力的か・・・
DAMDのコンテンツは、
見れば見るほど奥深くっておもしろい。

 

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倉庫納入・出荷

 

出荷状態になった商品達を、倉庫に納入して
来る出荷に備える。いくつもの商品シリーズを持つ
DAMDは、商品の管理も重要になってくる。
倉庫にはたくさんのDAMDの段ボールが。
これを管理するなんて、大変だろうけれど、
大きなやりがいはありそう。

 

そして、お客さまからの注文を受けて、
出荷作業を進めていく。ひとつひとつのパーツが
小さくないからこそ、大変な部分もあるけれど、
これがお客さまの手元に届けるための最後の工程。

DAMDはこう作られていた!

 

本当に多くの工程を経て、DAMDの魅力的なモデル達は
誕生していることが分かった今回の取材。

 

DAMDの皆さんの努力や能力はもちろん、
いつお邪魔しても良い空気が流れている会社全体の
雰囲気や、新しいことに挑戦できるような外部の
会社さんと信頼関係が、DAMDの自由で魅力的な
ものづくりの根源にあるのだなあと感じました。

 

そして、ちょうどこのタイミングでDAMDでの仕事や、
働く皆さんのリアルを届けられる「RECRUIT」ページを
リニューアル。DAMDの仕事に興味がある、
自分も一緒に働いてみたい、そんな気持ちがある方は
是非覗いてみてくださいね。

 

リクルートページはこちら

 

text by :CAR CITY GUIDE

街に住む人へクルマのある暮らしを提案する『 クルマの普段使いスタイルガイド 』。
クルマと過ごす時間の楽しさを提案し、手に入れるキッカケとなるようなコンテンツを20代のデザイナー3人で日々発信しています。
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ライター:中川拓海