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DAMD JOURNAL

DAMD JOURNAL _081

自由へのトビラ。 JIMNY SIERRA Saudade

頬をつたう、青あらしが気持ちいい。
目の前にはどこまでも自由な空が拡がっている。
それはまるで、未来を描くキャンバスのようだ。
せっかく人生という旅路を歩んでいくのなら、
永遠の自由を憧憬するだけじゃもったいない。
Saudade(サウダージ)と手を取りあえば、
いつまでも、どこまでも羽ばたくことができる。

見せかけの役を演じることはできる。それが自分らしくないってわかっていても。

でも、打算的な理由で選んだものに、興奮はなければ、感動もない。

最新を追いかけるとキリがなくなる。でも、自分にとっての最良は永遠に輝きを帯びる。常識に甘んじると息がつまることがある。でも、自分にとっての常識は非常識でいい。

そこには何のルールもしがらみもない。刹那な流行に惑われなくてもいい。その生きかたが自分は好きなのか。本当に納得したのか。大切なのは、ただそれだけだ。

ものごとは自分らしく変えることができるんだ。そう気がついたら、悩みなんてどこかへふっ飛んでいく。自分の感じるがまま、あるがまま生きていこう。

ジムニーは“道路”という道しるべが存在しない場所を走るために生まれてきた。タフで憧れの存在だ。その強さに寄り添って生きていけば、人生の色味は豊かになる。

ダムドの感性と技術をジムニー・シエラ(JB74)に詰め込んだSaudade(サウダージ)なら、より色彩が華やかで、より艶っぽくなるだろう。

まるで、欧州の旧い街並みに溶けこみ、だだっ広い田園地帯を駆けぬけた往年の名盤が、ベストアルバムとして復刻版したような存在――。

このワイルドな貴公子は、変に肩肘を張ることがなく、自然体でいることを肯定してくれる。気の利いたデザインや色味が、僕たちの心を小粋にそそる。ぐっと力強くたくましく、それでいてどこか微笑みかけるような優しさをもって、僕たちを迎え入れてくれる。

いつの間にか、サウダージと一緒に夢を追いかけたくなる。

アクセルを踏んで、ハイウェイをすっ飛んでいこう。日常の喧騒と別れ、緑あふれる山あいを超え、気韻がほとばしる古都をすりぬけ、自分だけの未来へ。それを支えるのがサウダージでありダムドだ。自由へのトビラは、彼らによって拓かれている。

ステアリングを握るたび、敷かれたレールの上を歩くなんてつまらないことを知る。道があることの喜びよりも、道がないことの愉しみを知る。

いつか、どこかの街なんかじゃなく、この地球上のどこでもない場所の真っ只中で目を覚ましたい。でも、夢想しているだけじゃいつかは来ない。いますぐ、このワイルドな貴公子と冒険に出よう。やがて、それが最高のぜいたくであることを知る。さぁ、サウダージと手を取り合って、夢じゃない現実へ。いつかじゃない、いまとこれからへ――。

文:中三川大地

Text : Daichi Nakamigawa

写真:真壁敦史

Photos : Atsushi Makabe