DAMD JOURNAL _083
技術と真心で人に寄り添う、ダムド発信基地。
半世紀の歴史と伝統が育んだ知識と技術。
それらを基にユーザーへと提供する真心。
そのすべてがダムド・カルチャーと調和し、
手を取り合い新しい時代を創り上げていく。
岡山県倉敷のダムド特約店「ニチイ車輌」は、
和やかな雰囲気を持ってユーザーに寄り添い
大勢のひとのカーライフに笑顔を生み出す
エネルギッシュな雰囲気に包まれていた。
半世紀にわたり、人びとの生活を支えてきた。ニチイ車輌
岡山県南部の倉敷市に本拠を置き、1977年の創業から半世紀近く、車両販売の面から地元の人びとを支えてきた。ニチイ車輌は新車、中古車の販売を核に据えながら、カーライフにまつわるあらゆる相談ごとに応じてくれる。国産自動車メーカーをすべて取り扱うばかりか、本拠の加須山店と軒を連ねて光岡自動車 岡山ショールームも展開する。
自動車販売といえば、販売台数を稼ぐことが絶対正義である。とはいえ中古車事業から始まったニチイ車輌は、「日本古来の旧いものをたいせつに使う」という理念が息づく。決して軽はずみに乗り換えを促さず、懇切丁寧なメンテナンスや修理を実施し、カスタムの相談にも応じてくれる。もちろん、新車、中古車問わず、購入や乗り換えとなったら、ファイナンスの面を含めて、ユーザーにベストアンサーを提供する。
そんな理念を貫いて活動を続けるだけに、いまでは膨大な数のユーザーがやってくる。岡山県全域はおろか兵庫や広島、四国から訪れる人が絶えないという。親子ともども、時に祖父母の時代からの付き合いがあるほど、ひとつの家族で世代を超えていく例も多い。
それは同時に、良質な下取り車が入ってくることを意味する。新車展示車と並列して並べられる中古車はいつも40台近く。それは走行距離や点検頻度など画一的な書類では表現されない「前のユーザーの人となり、クルマの使いかた」まで店側が熟知したクルマがほとんどだ。懇切丁寧に使われている中古車を、真心を込めて彼らは販売している。
ニチイ車輌へ足を踏み入れた瞬間から
心踊る“ダムド体験”は始まっている。
そんなニチイ車輌の一角を、ダムドのコンプリートカー、カスタムカーが占めている。彼らはおよそ4年前からダムドの特約店として、取り扱いを本格的に開始した。現行型(JB64/74)ジムニー自体の大ヒットと足なみを揃えてユーザー側からの指名が続出し、彼らもまたダムドの着こなし、乗りこなしかたを率先して提案している。「新車を基に、お好みの表情や仕様へとカスタマイズし、長く寄り添ってくれる」と一気通貫で請け負うニチイ車輌は、ダムドの新車コンプリートカーにとって最高の入り口となる。
「ディテールまでこだわりを持ってお選びになり、購入されたあとも愛着を持って乗っていただくお客様ばかりですね。ジムニーを筆頭に新車供給の問題から、納車までお時間をいただくケースも多いですが、その間、一緒にオンリーワンを創りあげていく楽しさがあります。商談されて、一緒にパーツを選んでいる段階から、もっといえば弊社に足を踏み入れた瞬間から“ダムド体験”は始まっていると考えています」
と、ニチイ車輌 加須山店の店長を務める吉田昭弘さんはいう。ただ無機質に売るのではなく「愛着を持って、長く乗っていただくサポートをする」ことをいつも念頭においてユーザーと接している。その姿勢は、同店のスタッフ全員に受け継がれる。営業としてユーザーコミュニケーションの最前線に立つ角田莉奈さんは、日々、営業活動をするなかでメキメキと知識を吸収して、いまでは率先してアフターパーツを提案することも多い。
「お客様と一緒にアレコレと悩みながら、クルマを仕上げていくのがとにかく楽しい! 納車まで1年を必要とするお客様で、その間、10回近くも来店されて相談したケースもあります。最初はダムドのフロントグリルだけのつもりでも、そのうち足まわりやタイヤ&ホイール、ナビ、オーディオ――と広がっていくことだって少なくないんです」
そんな角田さんは、ダムドに限らず、単にパーツリストだけを見て相談に乗るのではない。いまでは足まわりのセッティングや、タイヤ&ホイールのマッチングを熟知するほどまで知識が豊富になった。彼女に象徴されるように、自分が望むスタイル、そのイメージだけをぶつければ、親身になって相談に乗ってくれるのがニチイ車輌スタイルである。
もちろん、新車のみならず中古車もダムドは多い。先に触れた良質な中古車のなかに、つねに10台前後はダムドがいる。新車よりもリーズナブルながら、ニチイ車輌の愛情と技術が加わることで、その安心感は新車となんら変わりがないと思える。
価格的優位性に加えて嬉しいのは、人気モデルであっても即納ができること。あるいは新車供給が終わったモデルでも、中古車なら購入できる可能性がある。もちろん、購入の際には、あらためて自分好みに手を加えていくことも可能だ。「イイモノ、愛着があるものを長く使う」精神は、新車ばかりか中古車の可能性も無限大に広げてくれる。これらニチイ車輌がつくり、大切に育て続けるダムドカーは、あらゆる人びとのカーライフを彩りをもたらし、ひいてはライフを豊かにしてくれるのだと思う。
文:中三川大地
Text : Daichi Nakamigawa
写真:真壁敦史
Photos : Atsushi Makabe
SHOP INFORMATION
ニチイ車輌
〒710-0026
岡山県倉敷市加須山10-1
TEL:0120-218-559
営業時間:9:30~19:00
定休日:水曜日、第3火曜日
http://www.nichii-sharyo.com












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