雨宿りのひととき、街のノイズと溶け合う音「あまやどりエレクトロニカ – Electro」
雨の日に特別に響く、静謐なエレクトロニカの世界。
今回のプレイリストでは、雨宿りのひとときを彩る透明感あふれるアンビエントや、
街のノイズと溶け合うシンセの響き、そして内面を静かに見つめたくなるような実験的サウンドを15曲セレクトしました。
国内外のアーティストによる音楽が、雨の日の特別な時間を演出します。
雨音と電子音が重なり合う瞬間を楽しんでくださいね。
Cornelius「The Rain Song」
Corneliusらしい透明感のあるサウンドと静謐なメロディが心地よい「The Rain Song」。
アコースティック・ギターの柔らかな響きを軸に、最小限の音数で構成されたアレンジや、
窓を叩く雨粒を思わせるキラキラとした音が印象的。
「ぽつぽつぽつ雨が歌う」「窓の外 季節が変わる」という歌詞は、季節の移ろいとともに移り変わる心境を優しく歌い上げ、
雨の日に聴きたくなる楽曲に仕上がっています。
https://open.spotify.com/track/3rqJVE799MIj8KhuuipHwI?si=9292591ed4f04772
Yosi Horikawa「Rainbow」
Yosi Horikawaが得意とする環境音サンプリングの魅力が存分に発揮された「Rainbow」。
せせらぎの音や葉擦れの響き、カリンバの澄んだ音色が重なり合い、
まるで秘密の庭園に迷い込んだような幻想的な世界を作り上げています。
窓辺で雨を眺めるような、そんな贅沢でゆるやかな午後のひとときに聴きたい一曲です。
https://open.spotify.com/track/0GVtSlUCxDXMgICuergRgN?si=9e0237f45c344bf5
Four Tet「Into Dust (Still Falling)」
Four Tetの巧妙なサンプリング・センスが光る「Into Dust (Still Falling)」は、
90年代オルタナティヴ・ロックの名曲を現代エレクトロニカの文脈で蘇らせた傑作リワーク。
Hope Sandovalの浮遊感あふれるボーカルとアコースティック・ギターのフレーズが、
Four Tetの繊細なビート・ワークと出会うことで生まれる化学反応は格別です。
窓を叩く雨音と重なり合うことでより幻想的な雰囲気が増し、聴き手を深い瞑想状態へと誘います。
https://open.spotify.com/track/4kd3HIkMbwO4sVgkYkrBGo?si=eff297f5985143d0