DAMD JOURNAL

DAMD JOURNAL _094

宝物の価値を守り、継承する場。 M climb×DAMD adapt

「お客様にとって特別な1台を提供したい」
そんな理念を持って、兵庫県を中心に据えながら
多様なカーカルチャーを創出するエムクライムが
DAMD adapt(ダムド アダプト)に取り組む。


それはやみくもに中古車を取り揃えるわけではない。
ユーザーにとってたいせつな愛車の価値を守り
次に出会うオーナーへと確実につなぎながら、
自動車業界全体の未来までを見据えていく。
そこには、揺るぎない意思と新たな挑戦があった。

西日本、そして全国へ広がる
DAMD adapt(ダムド アダプト)。

「あなたに寄り添うカーライフを届けたい」として、
2025年から本格的に運用を開始したダムドの認定中古車システム
「DAMD adapt(ダムド アダプト)」が、いよいよ西日本へと進出することになった。

提携パートナーとなったのはエムクライムだ。
兵庫県を本拠地として、かつてハイラックス・サーフ専門店として誕生したWeed(ウィード)や、
スズキ各モデルの新車・中古車販売を手がける三木スズキなど、多様な事業を展開する。

そのひとつとして、既存の整備工場併設店舗を活用し、単独のダムド アダプト店を立ち上げるという。
現在、エムクライムはそれぞれ個性を持たせた販売店をはじめ、指定工場、
カスタム工場、パーツ販売など、事業ごとに機能を分化させながら、全国で9拠点を展開する。

特にウィードは兵庫県内に加え、福井県(ウィード鯖江店)、千葉県(ウィード千葉ちはら台店)もある。
それらの拠点も窓口として機能することを考えれば、ダムド アダプトにとって、
全国展開への大きな足掛かりとなりそうだ。

「価格ではなく、価値を提供していきたい」

もっとも、エムクライムはかねてよりダムドを取り扱ってきた。
さかのぼれば、エムクライムがハイラックス・サーフ専門店を立ち上げる以前、
2000年代初頭のカーショップ・ウィード時代から、ダムドとの関係を築いてきた歴史がある。

同社の創業者にして、現・代表取締役を務める森本光則さんはこう述べる。

「弊社は創業時から、“お客様にとって特別な1台”を販売することを最優先に考えています。
そのためにカスタムがあり、コンプリートカーがあります。そうした意味では、
ダムドとは親和性が高く、今までも新車、中古車問わず積極的に取り扱ってきました」

森本さんが話す“親和性の高さ”をさらに掘り下げると、こんな言葉が返ってきた。

「ダムドは高品質な製品であることは間違いありません。さらに世界観がわかりやすく、
変にマニアックでもない。カスタムに関心が薄かった方々にも勧めやすいですね。
そのうえで、お客様がオンリーワンの愛車を仕立てる際に、とても役立つものばかり。
新車だけでなく中古車まで視野に入れると、その“幅”はより広がると考えています」

そんな想いのもと、中古車販売の領域を装いあらたにダムド アダプトとして展開する。
ユーザーからの下取り車両を中心に据える予定ながら、ノーマルの中古車をベースに
ダムド・パーツを装着したり、ユーザーとともにカスタムの計画を立てることも可能だ。

なにしろエムクライムは、新車販売が終了したハイラックス・サーフを、
自らの技術と感性を駆使してユーザー好みにじっくりと育て上げてきた歴史がある。

そうした意味で、中古車をベースとするダムド アダプトは、彼らの真骨頂だといえる。

「クルマの仕様や、カスタム内容ばかりではなく、前オーナーの使用状況まで含めた
経歴を熟知し、そのうえで納車前にどこまで手を加えたのか。
それらを把握し、ていねいにご説明することが重要だと考えています。

中古車は価格的優位性があるのはもちろんですが、かといって安売り車を
つくるわけではありません。新車よりも迅速な納期や、新車では購入できない販売終了モデルも
選ぶことができる点を含めて、中古車(ダムド アダプト)ならではの価値を提供していきたい」

カーカルチャーを支えながら
世界に羽ばたく「ダムド アダプト」。

こうした考え方は、既存のダムドユーザーにとっても心強い。

ダムド・コンプリートカーや、パーツ装着車の価値を理解し、
下取り価格に反映してくれるからだ。

ダムドからダムドへの乗り換えにあたっても、頼もしい相談相手となるだろう。

この考えをさらに突き詰め、森本さんは
「中古車(ダムド アダプト)のプライスリーダーになりたい」という志を持っている。

新車や新品部品とは違い、中古車は2台として同じものがない。
だからこそ品質には妥協せず、安売りではない“適正価格”で販売する。

それがダムド アダプトの、そしてダムドの価値を高めることにつながると信じている。
これもまた、ハイラックス・サーフでの成功体験があるからこそだ。

森本さんの志を支えるために、エムクライムはクルマやパーツ販売のみならず、
自社で認証工場や鈑金塗装工場を有して、全方位的にクルマを仕上げている。

ダムド アダプトのプライスリーダーとなって“価値”を上げること。
その先には、自社を含めて自動車業界全体を発展させたいという理念がある。

「価格競争では、会社やスタッフを含めて業界全体が疲弊していきます。
“安かろう、悪かろう”の個体では、お客様も離れていってしまいます。

価格競争ではなく、あくまで“価値競争”にすることで適正な利益を確保し、
スタッフへの還元、設備投資に充てることができます。

それは、整備士や鈑金塗装職人などの職種にとっての魅力向上にもつながります。

特に我々は全塗装を含めた車体のカスタム、エンジン載せ替えなど、
新車販売店にはない業務があります。
そうした領域で、より雇用創出や技術向上に努めていきたい」

将来的にはダムド アダプトの海外展開も視野に入れているという。

ダムドを含めたJDMが人気だという海外諸国にアプローチすることで、
販売価格を支えながら、プライスリーダーとしてダムドの価値を守り、さらに高めていく。

もちろん、販売量が増えればそのぶん雇用創出の機会も増えるのだろう。

そんな大きな視野をもった森本光則さん率いるエムクライムで、
いよいよ本格的にダムドアダプトが走り出す。

それらはすべて、彼らが掲げる「お客様にとって特別な1台」となり、
ユーザーのライフスタイルに彩りを添えてくれるはずだ。

エムクライムによって、ダムドの輪はこれからもっと大きく、広くなり、
世界を巻き込んでいく――。

 

文:中三川大地
Text : Daichi Nakamigawa

写真:真壁敦史
Photos : Atsushi Makabe

SHOP INFORMATION
M climb(エムクライム)
https://mclimb.jp