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エアロパーツ、ドレスアップのダムド|DAMD Inc

DAMD JOURNAL

DAMD JOURNAL _034

ROAD TRIP NIPPON vol.6

ON THE ROAD MAGAZINEの編集長であり、

イラストレーターとしてもご活躍中の

GAOニシカワさんが、

日本中をダムドのクルマと共に旅する

ROAD TRIP NIPPON

緑豊かな信州・八ヶ岳エリアの旅。

DAY-2は今注目のタイニーハウスや、

賃貸ガレージハウスをご紹介する。

ガレージや小屋を遊び場にする

 

20年ほど前から複数のビルダーが製作をはじめた
クルマ用より小さなサイズの「バイクガレージ」は、
ミニマムな趣味の空間として浸透していった。
同じ頃、所ジョージさんの世田谷ベースが
メディアで紹介されるようになり、
ガレージを遊び場にするというカルチャーが
広く知られるようになる。
ガーデニングの愛好家たちは、
庭先のアクセントになるような
おしゃれな「小屋」を求めていた。
海外から「タイニーハウス」という文化が紹介され
極小の家が、趣味の空間やミニマムな暮らしの場として
注目を集めるようになる。

 

そして折からのコロナ禍により、
ガレージや小屋が書斎、仕事場に、
そしてテレワークの拠点に最適だとして
脚光を浴びることになった。

 

アメリカンスタイルを基本に、
2000年代初頭から小屋やガレージをキット化して販売。
最近、小さな住まい「スモールハウス」の展開も開始した、
『株式会社グリーンベル』。
DAMDのEVERY little D.に乗って、
長野県諏訪郡にある同社の拠点を訪ねた。

小さな秘密基地をプロデュースする

 

中央自動車道・諏訪南ICから至近、
緑豊かな長野県諏訪郡富士見町に
本社と展示場を構える『グリーンベル』。
代表の西澤英敏さんは若き日に、
北米イリノイとカリフォルニアで5年間生活。
その中で印象に残ったものの一つが、
ホームセンターの店頭で展示販売されていた、
小屋型の物置きやガレージのキットだったという。
帰国して数年後の2003年、有限会社として起業。
当初は木造の小屋のキットを北米から輸入・販売。
現在では敷地内のプレカット工場で輸入材を加工、
自社設計でいろいろな小屋やガレージをキット化して
全国に販売、住宅メーカーとしての顔ももっている。

 

広大な敷地を持つ同社の展示場には
オリジナルの小屋やガレージの完成品が並ぶ。
同社のルーツであるアメリカンスタイルはもちろん、
欧風やカントリー調の小さな建物はどれも
ペイントやデザインコンクリートで仕上げられており
内装も、まるで実際に使われているかのように
センス良くディスプレイされている。
グリーンベルの小屋はさながら、
小さな秘密基地なのである。

ニーズを捉えた新機軸

 

数年前から同社が新たに推進しているのが
小屋づくり、建物づくりで培った技術を生かして
ガレージ付きの住居を建て、賃貸する事業。
山梨と長野で実際に運用されており、
大好評につき新たな物件もいろいろ計画しているという。

 

さらに今年、小屋づくりのノウハウを生かしながら
ミニマムで快適な生活空間として
「スモールハウス」の商品化、展開を始めている。

 

景気の低迷や円安だけでなく、
建築業界はコロナ禍によるウッドショックなど、
幾多の困難に見舞われている。
そんな中にあって、グリーンベルは
時代のニーズを捉えながら、
新機軸を打ち出しチャレンジを続けているのだった。

 

株式会社グリーンベル
長野県諏訪郡富士見町富士見11901-4
定休日:月曜日・第一日曜日/その他、年末年始など。
TEL: 0120-417-127
https://www.green-bell.co.jp/

中央道・諏訪ICから至近のレンタルガレージハウス

 

最後にご紹介するのは、前回のコラムでご紹介、
「ビーナスライン・ゼロジコの会」の代表、
岩波敏樹さんが運営する賃貸ガレージ“R.DEPO”だ。

 

岩波さんは長野生まれの元ラリースト。
運送業やタイヤ販売、キッチンカー事業などを展開しながら
トヨタ・GAZOOレーシング・ラリーチャレンジの
八ヶ岳 茅野ラウンドの開催・運営にも尽力している。

 

賃貸ガレージ“R.DEPO”は、
地元のクルマ・バイク好きはもちろん、
例えば首都圏在住者の利用も想定。
快適でセキュリティが万全なガレージに愛車を保管。
ここを休日の拠点にして、
ビーナスラインをはじめ周辺の絶景コースを走ったり、
メンテナンスをしたり、
愛車とゆっくり対話できる場所にして欲しい。
と、岩波さんは言う。

 

4台分のガレージをもつ建屋は、
グリーンベルの手による新築。
全戸に電動・リモコン付きオーバードアを装備。
コンプレッサーから各戸にエアを供給する。
ガレージスペースだけで25㎡以上、
奥には十分な広さのバックヤードも付くのだ。

 

残念なことに、この取材の直後に
「満室になってしまいました!」とのご連絡が。
ただ、キャンピングカーの車中泊施設である
「くるま旅パーク」としての営業もしているので、
車中泊できる愛車をお持ちの読者は要チェックだ。

 

R.DEPOについてのお問い合わせ先
株式会社Tm.DEPO
長野県茅野市宮川1383-6
TEL: 0266-55-4705
https://www.tm-depo.com/

小さな小さなマイ・ガレージ

 

僕のクルマは自宅の前に、
バイクは軒下にスペースを設けて保管している。
いわゆるガレージは持っていない。

 

仕事場には画材やPC、書類、
雑誌や書籍、写真集などとともに、
資料と称してたくさんのミニチュアカーがある。
多くは箱の中に仕舞い込んでいて、
唯一ガラス扉がついた書棚の一角だけが、
ディスプレイコーナーになっている。
初めは余裕を持ってキレイに並べていたのだが、
今は写真のような状態だ。

 

今回の記事をまとめている最中、ふとこの棚を見て、
「ここは僕の小さなガレージじゃないか!」と思った。

 

しかしである、
ろくに分類もせず箱に仕舞い込んでいる、
数えきれないミニカーコレクションを
全部ディスプレイしたければ、
本物のクルマが入るぐらいの
広いガレージを用意する必要がありそうだ…。

EVERY little D.

形式
5BD-DA17V / 3BD-DA17V / HBD-DA17V / EBD-DA17V / ABA-DA17W
年式
2015.2〜

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